Top girls@シアターコクーン

着々と、今年は芝居をみてます!
もしかしたら、映画館で映画より多いかも!?
4月にして6本目!幸せなことです〜。
ただ、映画よりはもちろんお高いので、痛いところもあるけれど
CSで放送されたり、DVDになったりしてもなかなかみないので・・
個人的には、高いとは思うけど、それでもみたい!のが生のお芝居&ミュージカル。
ちなみに、近々観に行くチケットが2枚あります^^
あと、見たいやつもすでに3〜4本ほどございます。。豊作じゃ!!

Top girlsはイギリスの女性作家の戯曲を
女性が演出し、女優しかでない作品(シス・カンパニープロデュース)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/shosai_11_topgirls.html

寺島しのぶ鈴木杏、麻美れい、渡辺えり、以上4名は舞台で拝見するのは初。

恐れ入った!!

当たり前なんですけど、上手い〜・・・
うまいというのは存在感がどーの、とか、そういうレベルの話じゃなくって
上手い〜・・・説明できない、ウマさ・・・。
ちょっと次元が違うと思いました。
たぶん、他のカンパニーとかで、皆様出演されてたら、うまいな、って思うでしょうが
全員のパワーのぶつかり合いで、結果素晴らしくうまい人達の舞台になってる、というかんじ。

殊更驚いたのは、杏ちゃんって、超いいじゃん!@舞台!!
今までみなくてごめん!いまさら、SISTERSめっちゃみたいよ。。。
ちょっと、今後も本気で追いかけたい女優さんとなりました。
こりゃ、どんどんいろんな役、いろんな演出家さんの舞台にでてほしい!
ってすでにご出演なすってますけどね・・・。

寺島しのぶ演ずる、マーリーンだけが通しの役で
1幕で、マーリーンの妄想の女子会で、さまざまな歴史的女性たちが登場し、
その後は、現実のおはなしが続く・・という構成。
みんな、2〜3役やっていたかな。
妄想女子会での役柄と、現実世界の役柄がどこかつながりがあったりして
そこも、深読みしていくと面白い。
冒頭の女子会は、話題がいろいろと転がっていって
誰かがしゃべってる脇で、別な会話が始まり、自慢話、苦労話(結局それが自慢)などなど
・・・あるある、こういう風景・・・
が続く。
途中、もう、誰がなにしゃべってるかわからないんだけど
それでもスっとなんとなく状況がつかめるかんじ。

その時渡辺えりが、スペインの絵に出てくる女?をやっていて
(甲冑とかきてる、野蛮なかんじ)
現実ストーリーだと、マーリーンの姪で、少女になって出てくるんだけど
違う人物を演じてるのはあたりまえなんだけど、どちらも渡辺えり!という存在感はありつつ
でも、演じ分けられてるっていうところに、単純に「スゲー!!」って思ったり

池谷のぶえさんは、ここのところよく遭遇します(笑)
いつでもいい女優!

麻美れいさん、ビデオでしか宝塚トップスター時代を知らないんだけど
あの、めちゃめちゃ存在感あってうまいんですケド!!!すごいんですけど。
ギルバート・グレイプのときの寿ひずるさんしかり、やっぱトップになった人って
すごいんだ、と改めて。なるべくしてなっているんだ、というか・・・。

とにかく、トップ女優を集めないと実現できない!と眠り続けていたらしいですが
本当にトップ女優しか出てない素晴らしい作品でした。

ストーリーも「英国・女性モノ」ってかんじで、一筋縄ではいかないけど
複雑そうにみえて、単純です。
女って、そうじゃん、結局単純なことをいろいろこねくり回して複雑にしたがる。。

前に座っていたおじさまが、けっこうわっはっはー!と声をだして笑ってらしたので
男性も恐怖心を感じず楽しめるのではなかろうか。