こころ

年末年始の日記も未だ放置ですが、いまの気持ちを記録します。

1月17日、阪神淡路大震災から15年を迎えました。
風化させてはいけない、という思いからドラマが2本放映されました

一つは神戸新聞の7日間

実際に働いていた方のドキュメンタリーと合わせたドラマ
1月17日のその時も再現していて、たしかにテレビでみた光景なんだけど
そんなに大変だったなんてわかってなかった。

夏休み、山の上からみた神戸があまりにもブルーシートだらけで、小学生の私でも言葉が出なかったことを思い出した。

大阪に住む親戚もみんな無事で、神戸に住んでいた友人も無事。
『無事』、知ってる人がみんな…それは私にとって一気に地震を関係ないことにする言葉だった。
広島に親戚がいる影響で、原爆や戦争についてもよく考えたり聞いたりすることが、多いほうだと思う。

戦争映画も多いし、どうして人が殺し合うのか、死ぬのか…悲しくて、なく。
でも地震は、誰も何もしてないのに急に起きて、たくさんの人を殺した。心に傷も与えた。
そして、誰も悪くない。
たしかに、情報の遅れや、助けが遅れたことで助かるかもしれないのに死んだ人も沢山いる。

でも、誰も予期できない状態で街を壊したのは、地震だ。

昨日の夜放送された、その街のこども、というNHKのドラマは、
実際に被災して、いまも生きている若者の話だった。
震災時の描写はなく、思い出として語られるだけ。
でも、そうして生きている人も死んだ人よりもいっぱいいっぱいいる。
思い出したくない人もきっとたくさん…。


地震を忘れない、というよりも、私の心に強く残ったのは、今を一生懸命生きること。
文字にすると、ただのきれいごとになってしまうけど、とにかく深く刻まれた。

そして、モノは壊れても新しく再生していく。人の心は自分のとても強い意思や、他人の心からの思いやりがないと再生できないということ。
とても時間がかかるということ。

そして、どんなときでも希望はあるということ。
今、ハイチも想像できないくらい悲惨な状況だろう。でも希望はあると信じて、私には何ができるんだろう。


とにかく、今はとても胸が苦しいです。