*1月後半〜2月 エンタメ



下谷万年町物語シアターコクーン

作者の唐十郎出演の回に!
自分をモチーフにした西島くん演じる「文ちゃん」の大人になった姿を。
冒頭の独白シーンより、断然、最後のシーンでの説得力がすごかった。
みてる間、ずっと万年町の世界に引きこまれてたんだよね・・
現実と空想と妄想と回想とが入り混じっていて
あまりにも自分とかけ離れた世界だから、一歩ひいてみちゃいそうなのに
気がつくとどっぷりと浸かっている不思議。

まず、西島くんの動きのしなやかさ(やはり芝居にはとても重要ね!)と声の良さに感動。
藤原竜也はいつもの藤原竜也だった。
いつもの藤原竜也じゃない藤原竜也に会える日を楽しみにしてます。
disってるわけじゃなくて、うますぎて、すごいこなせすぎててびっくりするんだよね・・・。
そして決して役不足なんかではない・・・今回もすごい難しい役だったし・・・
あとは六平直政さんのおかまやさんは最高でした!
歌って踊って泣いて叫んで笑う宮沢りえも、素敵だった。とってもチャーミング!
カーテンコールのWのとき、PA席から満面の笑みで舞台に手をふる
蜷川さんも、素敵でした。

ストーリー割愛。


劇団鹿殺し 青春漂流記(紀伊國屋ホール

ちいさい商店街の子供たちで結成したチャイドルグループ「モトコーファイブ」
レコード大賞受賞直前に、リーダーが失踪しそのまま表舞台を去る。
いまはみんなちんまりと、商店街で生活していた。
そこに、失踪していたリーダーの波美が帰ってくる・・・。

いまだに自分の行く先が見えず模索している元メンバー(まさに青春漂流記!)
そうは見えなくても実は沸々と、何か心に抱えてる商店街の人々。
もう一花咲かせたい!!!という熱い思い。
ストーリーはもちろんのこと、
一世風靡時代の、歌番組収録シーンは最高!
なにより、すべての歌がよかった〜。。

そして、私に響いたのは「姉妹」としての物語だった。

あと、言わずもがな、高田聖子さん、最高。
とくに、終盤、しゃべって動いて、のシーンは圧巻。
みてるこっちも笑って泣いて忙しかった。

鹿殺し、はやく次の作品もみたい。

私はチョビさん、大好きです。


金閣寺(ACTシアター)

作品全体が現代美術かのよう・・・
音楽が、ほぼノイズミュージックなんです。。
たしかに耳を劈くかもしれない(塞いでる方もいたし)けど
作品に寄り添っていてなんだか心地よかった。

あー、この興奮はなんと説明したらいいのだろう!!

という、新しい体験。
凱旋公演でもあるので、カンパニーが出来上がっていて完璧。
大東俊介が想像以上に美男子で、立ち姿が素敵。(役にもぴったりだし)
テレビより絶対絶対舞台向き!!
高岡蒼甫、ああぁ、なんてぴったりな役。魅力200%、
そして森田剛、すごいすごいすごい。
なにより、作品そのものの圧倒的な存在感はすごい。

もっかい金閣寺読もう〜。


・二月大歌舞伎(勘九郎襲名披露公演)

いうまでもなく、口上は笑い泣き!!
勘九郎襲名、本当におめでとうございます。
これからも応援します。

・アニマルキングダム(映画)
クロコダイルダンディ依頼のオーストラリア映画でした。記憶が正しければ。
激しい暴力描写はないのに、それ以上にずどん、と重たい衝撃が走るかんじ。
オーバードーズで母親が死に、祖母の家に。
一家は、犯罪で生計を立てており、自分の意思とは裏腹に
組織に巻き込まれていく主人公。。。

状況説明がほっとんどない、けど、きちんと描かれていれば
見ている人が考えてわかる。
わざわざペラペラ喋らせて説明することないんです!!
そして、受け手に委ねすぎてないところもよかったな〜。
これからどうなるんだろう・・・という含みはある終わり方ではあるけど
納得できるオチだった。

もう一度みたい!レンタル出たら、します。

・documentary of AKB48(映画)
あっちゃ・・・いや、ゆうこーーー!!!!!!たかみなーーーーーーー!!
さしこ、きたりえ♪みーーーーちゃーーーーーん!!
し・・・しまだー!
(みてるときの心の声。もれなく泣きました)