コクーン歌舞伎「盟三五大切」

いやー、今年も楽しませていただきました。
コクーン歌舞伎
歌舞伎座でみるのも格別でしょうが、
ギュっとつまった舞台で繰り広げられる歌舞伎もやっぱり好き!
今回は舞台セットが一番コクーンらしい、というか歌舞伎と離れたところだったかな。
あとは、チェロの独奏がBGMだったコト。
橋之助さんがどんどん斬りかかって皆殺しにするシーンに
口があんぐりで、その後のストーリーにも愕然・・・
ラストの幻想的なシーンも、とっても好きでした。
回る盆の中で、もし、こんな不幸がなかったら・・・という
ifのストーリーが描かれていて、すごく美しい。
映画の回想シーンみたいに綺麗でした。

今回は、舞台でやることの意味とかよさがつまっているのに
ところどころ、映画をみているような不思議な感覚になったりして。。。

去年のラップはずーーーっと鳥肌たっちゃって
生の舞台であることの意味が全面にでてたけど
(思い出しても、ちょっと鳥肌かも・・・あれはやっぱりもう一回みたい!が
同じ演出はやらないかなぁ。子別れのシーンは泣いたな。。。)

今回は映像演出とかないのに、美しい映像をみているような、
でも目の前で繰り広げられていて、
ストーリーのテーマの夢か現か・・・という部分とリンクして
すごく不思議な感覚での観劇でした。

勘太郎くんはますます、勘三郎さんの生き写しになってきてて
菊之助は所作のひとつひとつも群を抜いて美しくてたまりませんでした・・・。


と、昨日から楽日まで勘三郎さんがちょろっと出演されるとのこと!!
ラストの声が録音じゃなくなるのかな〜。
なんか、全部持って行っちゃいそうだな。