連塾

結局、約7時間ほどスパイラルに缶詰。
松岡正剛さん主催のブックパーティーに参加してきました。
http://www.renrenkai.jp/bookparty/bps_2/

松岡正剛さんが司会をつとめ、本にまつわるいろいろな話を
ゲストとトークしていく、のをひたすら聞く会。
これが、本当想像以上に面白かった!
(ちなみに、正剛さんのプロフィールに嵐のしやがれでの翔くんの未知との遭遇が追加されてた 笑)

一番面白かったのは
デザイナーの杉浦康平さんのおはなし。
どういう考えで本や雑誌というものを捉えて装丁のデザインをするか。。
というのをプレゼン形式でお話されていました。
建築を勉強されていたということで、数学的な部分もあり
デザインって、感覚だけじゃダメなんだということがよくよくわかりました。
それにしても手がけられた作品たちが素晴らしすぎて
みんな「ほおおおおお」というため息に似た声が漏れていた。。。
黒い紙に黒インクて、で、そこそんなんにしちゃうって、、、
ただやるだけじゃなくて、全てに意味があるデザイン。
本当に素晴らしい!!
噂の眞相もずっとやられてたということで、休刊まで
すべての表紙をみましたが、圧巻。
もともと、ハードカバーを買うことが多くて、それは装丁を眺めるのが
好きだったりするから、なのですが
より一層、大切に手にとろう、とも思いました。

あと、主観ですが松岡正剛さんの話の引き出し方ってすごい。
無理やり言わせてるわけでもなく。。。
全部に同意してしゃべらせるわけでもなく。。。
押し付けてるようにも見えず。。。
ちょいちょいっと毒吐きながら。
不思議な方だなーという印象でした。

本について、とはいえ
本にたいする切り口ってたくさんあって(当たり前だけど)
このイベント自体が、本を一冊一気の読み終えたときのような感覚が。
ゲストの方達が一章二章・・と続いて、別々な立場の人たちだけど
読み終わったときに「あ!ひとつの話だったんだ!」って気付く
あの読後感にとっても似ていました。

次回も参加できたらしたいなー。